症例数日本一の脳外科医の決意。
脳神経外科医としてこれまで約40年間に2万件を超える開頭手術をしてきた上山博康医師。どんなに難しい症例でも、手の打ちようがないと断られてきた患者でも、自分に救いを求めてきた人の診察は決して断らない、絶対あきらめない、という姿勢で「最後の砦」と呼ばれている。
脳の医学は未開の部分が多く、手術は困難でリスクが大きいものばかり。訴訟の問題もあって脳神経外科医をめざす若手は減りつつある。そうした現状を憂えて、”脳外科手術の講道館”をめざす「上山塾」を札幌で主宰し、より高度で安全な手術の教育と優秀な若手の人材輩出に努めながら、日々病気と闘ってメスを握っている。
本書では、誰もが「何かあったら……」と不安を抱く脳の病気に対処するための7カ条と、日頃の生活の中で危険信号を察知できるよう知っておきたい「イエローカード法」を伝授。強い決意を秘めて病気と医療体制の両方と闘う脳外科医の姿を通して、最新の脳医学の現状をわかりやすく解説する。