ゆかいなロボットたちが活躍する冒険物語
ロンドンの最新ロボットショーに出品するために開発された、家電を進化したお手伝いロボット、ロボロボたちが、ロンドンに送り出される直前に、行方不明になってしまった。開発した博士は、何とか探し出そうとするが、時間とお金がかかり、なかなかうまくいかない。
ロボロボとは、お料理ロボットのグルメ、子守ロボットのララ、エンタメロボットのエンタ、洗濯ロボットのブクちゃん……、学習能力を備えた、最新ロボットたちだ。ロボロボたちは、アイロンロボットのロンと一緒に、飛行機の充電が切れて、無人島に不時着してしまったのだ。
無人島で目覚めたロボロボたちは、はじめは途方に暮れていたが、それぞれの機能を使って、自分の役割をしているうちに、みんなで協力して脱出しようと話がまとまる。はじめ、島にある木を切り出し、イカダをつくり、海に出るが、潮の流れが変わりうまくいかない。今度は、気球をつくって、空から脱出しようとするが、全員乗ると重すぎて、飛び出せない。そうこうしているうちに、嵐になってしまった。そして最後には、みんなの力を合わせて、なんとか島を脱出し、ロボットショーに駆けつけ、博士との再会を果たした。
【編集担当からのおすすめ情報】
こんなロボットたちがいたら楽しいな、と思えるような身近なロボットたちが勢揃いしています。ユニークなロボットたちと一緒に冒険に出かける気分が味わえる、小学生低学年から楽しめるお話絵本です。
映画『あしたのジョー』の監督を務める曽利文彦氏(CGクリエーターでもある)が、映画化を念頭に立ち上げた企画です。
『あらしの夜に』の作家、きむらゆういちが、お話を書きました。