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KS物理専門書

入門講義 量子論 物質・宇宙の究極のしくみを探る

著:渡邊 靖志

紙版

内容紹介

さあ、ヒカルとクォンタの「量子ワールド」へようこそ!

太陽の輝き、物の色、物質の成り立ち、宇宙の進化。
私たちの世界を支える量子の不可思議な振る舞いを「量子ワールド」で体験しよう!
難解な量子論を直感的に理解できるエキサイティングな入門書。

姉妹書『入門講義 量子コンピュータ』も好評発売中!

【おもな内容】

第1章 量子の世界(概観)
第2章 光の本性
第3章 電子の本性
第4章 量子の世界
第5章 量子力学の世界
第6章 原子・分子の世界
第7章 場の量子論の世界
第8章 物質の世界
第9章 素粒子の世界
第10章 原子核の世界
第11章 宇宙と量子論
第12章 量子生物学
第13章 量子論・量子実験の進展と展望
付録A 黒体放射の理論
付録B ボーアの原子模型とシュレーディンガー方程式
付録C 特殊相対論と運動方程式
付録D アインシュタイン方程式とビッグバン宇宙

目次

〈目次〉
第1章 量子の世界(概観)
 1.1 量子ワールド(量子の世界)
 1.2 量子の振る舞いと量子論
 1.3 量子論・量子力学の歴史
 1.4 量子の性質と私たちの世界
第2章 光の本性
 2.1 量子ワールド(光の国)
 2.2 「光は電磁波」の結論まで:19世紀末までの進展
 2.3 光の粒子性
第3章 電子の本性
 3.1 量子ワールド(電子の国)
 3.2 物質波とシュレーディンガー方程式
 3.3 ディラック方程式
第4章 量子の世界
 4.1 量子ワールド(量子の国)
 4.2 量子の性質について
 4.3 量子の種類
 4.4 量子の大別とその帰結
第5章 量子力学の世界
 5.1 量子ワールド(量子力学の国)
 5.2 不確定性原理
 5.3 重ね合わせの原理
 5.4 量子もつれ状態
第6章 原子・分子の世界
 6.1 量子ワールド(原子の国)
 6.2 原子の構造
 6.3 原子模型と量子力学
 6.4 分子や物質の結合
第7章 場の量子論の世界
 7.1 量子ワールド(場の量子論の国)
 7.2 「場」とその必要性
 7.3 量子場の理論
第8章 物質の世界
 8.1 量子ワールド(物質の国)
 8.2 物質と量子力学
 8.3 マクロの量子現象
第9章 素粒子の世界
 9.1 量子ワールド(素粒子の国)
 9.2 基本的な力と基本粒子
 9.3 粒子の相互作用
 9.4 標準模型(その光と影)
 9.5 標準模型を超える理論
第10章 原子核の世界
 10.1 量子ワールド(原子核の国)
 10.2 核力と中間子
 10.3 放射性同位元素(原子核の崩壊)
 10.4 核融合と核分裂
第11章 宇宙と量子論
 11.1 量子ワールド(宇宙の国)
 11.2 元素の起源と宇宙
 11.3 一般相対性理論と量子力学に基づく宇宙の理解
 11.4 宇宙と素粒子物理学
 11.5 量子重力理論
第12章 量子生物学
 12.1 量子ワールド(量子生物学の国)
 12.2 生物の量子現象
第13章 量子論・量子実験の進展と展望
 13.1 量子ワールド(量子VRの国)
 13.2 量子論の進展
 13.3 量子実験の進展
 13.4 まとめと展望
付録A 黒体放射の理論
 A.1 黒体放射の式
 A.2 プランクの放射公式の導出
付録B ボーアの原子模型とシュレーディンガー方程式
 B.1 ボーアの原子模型
 B.2 波動関数とシュレーディンガー方程式
 B.3 原子や分子のシュレーディンガー方程式
付録C 特殊相対性理論と運動方程式
 C.1 特殊相対性理論
 C.2 運動方程式
付録D アインシュタイン方程式とビッグバン宇宙
 D.1 アインシュタイン方程式
 D.2 膨張宇宙

著者略歴

著:渡邊 靖志
1944年長野県生まれ。東京工業大学名誉教授。Ph.D.。1967年東京工業大学理工学部物理学科卒業、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士前期課程修了、米国コーネル大学大学院理学研究科物理学専攻博士後期課程修了、米国アルゴンヌ国立研究所研究員、東京大学理学部助手、現高エネルギー加速器研究機構助教授、東京工業大学大学院理学研究科教授、神奈川大学工学部教授、同大学非常勤講師。専門は素粒子物理学実験。著書に『入門講義 量子コンピュータ』(講談社)、『素粒子物理入門』、『基礎の電磁気学』(以上、培風館)、『理工系の物理学入門』、『理工系のリテラシー物理学入門』(以上共著、裳華房)などがある。

ISBN:9784065328453
出版社:講談社
判型:A5
ページ数:272ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年09月29日