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講談社タイガ

人喰い鬼の花嫁

著:綾里 けいし

紙版

内容紹介

母を亡くし、義母と義姉に迫害される生活を続けてきた春日部莉子。
ある日、姉にひどい折檻を受けると、姉が酒呑童子という鬼の嫁に指名されたと知る。
酒呑童子の嫁は、「お披露目」という一年に一度の祭りを境に全員姿を消す。
人喰いと噂の立つ酒呑童子への嫁入りを拒む姉は、莉子に自分の代わりに嫁入りをしろと言い渡した。
白無垢を身につけ、顔が見えないようひっそりとお屋敷に向かった莉子。
しかし、酒呑童子は第一声、「俺が欲しかったのは、端からおまえだ」。
愛を知らなかった莉子は、人喰い鬼のもとで初めて愛を知っていくーー。

著者略歴

著:綾里 けいし
2009年『B.A.D ―繭墨あざかと小田桐勤の怪奇事件簿―』(刊行時『B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる』に改題)で第11回エンターブレインえんため大賞小説部門優秀賞を受賞し、翌年デビュー。主な著書に「異世界拷問姫」シリーズ、他多数。

ISBN:9784065328309
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:256ページ
定価:740円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月10日