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講談社選書メチエ

極限の思想 ラカン 主体の精神分析的理論

著:立木 康介
編:大澤 真幸
編:熊野 純彦

紙版

内容紹介

大澤真幸・熊野純彦責任編集「極限の思想」第6回配本。
精神分析家ラカンは人間をどのように捉えたのか。フロイトの「無意識」「事後性」など諸概念の可能性を掬い上げ、アリストテレスの原因論を足掛かりとして、新たに練り上げられる独創的な概念。
〈他者〉=シニフィアンの導入はいかに「主体」を原因づけるのか。またそこに構造的に内在する「欠如」はどのように「主体」に責任を引き受けるよう迫るのか。
原因と因果性をめぐる思考の果てに到達する、象徴界に穿たれた現実界への開口部とは?

【目 次】
序 章 精神分析家ラカンの軌跡
第1部 アリストテレスにおける「原因」
 第一章 四つの原因
 第二章 アウトマトンとテュケー
 第三章 質料と偶然
第2部 ラカンにおける原因と対象
 第一章シニフィアン因果性の三平面
 第二章ラカンにおけるテュケー
 第三章 原因としての真理、対象の機能

目次

序 章 精神分析家ラカンの軌跡
第1部 アリストテレスにおける「原因」
 第一章 四つの原因
 第二章 アウトマトンとテュケー
 第三章 質料と偶然
第2部 ラカンにおける原因と対象
 第一章シニフィアン因果性の三平面
 第二章ラカンにおけるテュケー
 第三章 原因としての真理、対象の機能

著者略歴

著:立木 康介
1968年生まれ。京都大学文学部卒業。パリ第八大学精神分析学科博士課程修了。専攻は精神分析。
現在、京都大学人文科学研究所教授。
著書に『精神分析と現実界』(人文書院)、『精神分析の名著』(編著、中央公論新社)、『露出せよ、と現代文明は言う』『女は不死である』(河出書房新社)、『狂気の愛、狂女への愛、狂気のなかの愛』(水声社)などがある。

ISBN:9784065239797
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:448ページ
定価:2900円(本体)
発行年月日:2023年01月
発売日:2023年01月13日