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講談社学術文庫

ホモ・ルーデンス

文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み

著:ヨハン・ホイジンガ
訳:里見 元一郎

紙版

内容紹介

「人間の文化は遊びにおいて、遊びとして、成立し、発展した」。歴史学、民族学、そして言語学を綜合した独自の研究は、人間活動の本質が遊びであり、文化の根源には遊びがあることを看破、さらに功利的行為が遊戯的行為を圧する近代社会の危うさに警鐘を鳴らす。「遊びの相の下に」人類の歴史の再構築を試みた不朽の古典をオランダ語版全集から完訳。

著者略歴

著:ヨハン・ホイジンガ
1872~1945。歴史家、文明批評家。フローニンゲン大学卒業。フローニンゲン大学、ライデン大学で教授職を務める。ライデン大学学長。著書に『中世の秋』『ホモ・ルーデンス』『エラスムス』『わが歴史への道』などがある。
訳:里見 元一郎
1928年、静岡市生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。清泉女子大学名誉教授。専攻は中世史。著書に『ヨハン・ホイジンガ』『西欧中世の宮廷文明』、翻訳に『中世の秋』(共訳)などがある。

ISBN:9784062924795
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:400ページ
定価:1360円(本体)
発行年月日:2018年03月
発売日:2018年03月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHB