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講談社学術文庫

道徳を基礎づける

孟子vs.カント、ルソー、ニーチェ

著:フランソワ・ジュリアン
訳:中島 隆博
訳:志野 好伸

紙版

内容紹介

孟子とカント、ルソー、ニーチェ。中国哲学と西洋哲学を往還しながら、人間の道徳の根拠を問う、現代フランス思想の旗手のよるスリリングな著作が、ついに文庫化! 東浩紀氏も絶賛する注目の書。
西洋哲学、東洋思想という枠を軽々と乗り越え、普遍に迫ろうとする知の力を堪能してください。

目次

1.憐れみをめぐる問題
2.性と生について
3.他者への責任
4.意志と自由
5.幸福と道徳の関係
訳者解題――存在と道徳への問い直し

著者略歴

著:フランソワ・ジュリアン
1951年生まれ。フランスの高等師範学校で古典学を学び、ギリシア哲学研究の後、中国思想に取り組む。パリ第八大学教授、国際哲学コレージュ議長を経て、現在、パリ第七大学教授。著書に『無味礼讃』など多数。
訳:中島 隆博
1964年生まれ。東京大学教授。専攻は、中国哲学。
訳:志野 好伸
1970年生まれ。明治大学准教授。専攻は、中国哲学。

ISBN:9784062924740
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:360ページ
定価:1150円(本体)
発行年月日:2017年10月
発売日:2017年10月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX