講談社学術文庫
よみがえる古代思想
「哲学と政治」講義 1
著:佐々木 毅
紙版
内容紹介
政治について根源的に考えようとする時、人は古代ギリシア・ローマの哲学に立ち戻らざるを得ない。人間と政治の関わりについて、これほど深く、率直に議論された時代は他にないからである。ポリス最大の悪徳「ヒュブリス」とは。プラトンの唱えた「哲人王」とは。ローマの政治家はなぜ哲学を嫌ったのか。政治思想史の第一人者が「政治の本質」を語る。(講談社学術文庫)
2003年、講談社刊の同名書籍の学術文庫化。
目次
まえがき
第一章 ソクラテス以前とソクラテス―人間にとっての政治
第二章 プラトン―哲人王の意味するもの
第三章 アリストテレス―ポリスと人間の諸相
第四章 ヘレニズム諸派の時代へ―大帝国の出現と脱ポリスの哲学
第五章 古代ローマの哲学と政治論―政治の意味と無意味