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講談社文芸文庫

珈琲挽き

著:小沼 丹

紙版

内容紹介

平穏な日常、花鳥風月、友人たちと師との交流。
遠い風景や時間の流れを、淡いユーモアで見事に描く、
大正・昭和・平成を生きた作家、小沼丹。
移ろいゆく心象風景の中に、人生のドラマを明るく描く、
『小さな手袋』につづく生前最後の随筆集。
「狆の二日酔い」などの秀逸な作品を含み、
上質な文章で心優しく読者を誘う、85篇収録。

著者略歴

著:小沼 丹
小沼 丹(1918.9.9~1996.11.8) 小説家。東京生まれ。1942年、早稲田大学を繰り上げ卒業。在学中より井伏鱒二を知り師事する。高校教員を経て、58年より早稲田大学英文科教授。54年上半期、下半期と「村のエトランジェ」「白孔雀のゐるホテル」がつづけて芥川賞候補となる。その後、日常に材を取りながらユーモアとペーソスのただよう洒脱な文体で独自の世界を築く。70年、『懐中時計』で読売文学賞。75年、『椋鳥日記』で平林たい子文学賞。89年、日本芸術院会員となる。その他の著書に『不思議なソオダ水』『小さな手袋』『埴輪の馬』『清水町先生』など。

ISBN:9784062902229
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:356ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2014年02月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ