講談社現代新書
王政復古
天皇と将軍の明治維新
著:久住 真也
紙版
内容紹介
230年ぶりの将軍上洛、禁門の変、そして王政復古の大号令――。激動の幕末期、禁裏御所では何が起きていたのか。天皇をめぐる幕府と有志大名との争い。宮中の奥へと進出していく大久保利通ら藩士たち。身分秩序の維持に腐心する公家勢力。アンシャンレジームが崩れ、近代国家が形成される舞台裏に迫る。天皇が歴史の表舞台に上がるまでを描く、新しい幕末維新史。
近代天皇誕生のドラマ!
230年ぶりの将軍上洛、禁門の変、そして王政復古の大号令――。
激動の幕末期、禁裏御所では何が起きていたのか。
天皇をめぐる幕府と有志大名との争い。宮中の奥へと進出していく大久保利通ら藩士たち。身分秩序の維持に腐心する公家勢力。
アンシャンレジームが崩れ、近代国家が形成される舞台裏に迫る。
〈君主〉という視点から描く、新しい幕末維新史。
目次
序 歴史に筋書きはない
第一章 将軍と天皇の交錯――上洛から東幸へ
1 空前の質素と簡易を示す
2 転換点の将軍家茂
3 新たな君主像の誕生
4 東海道を下る天皇
第二章 宮中参内の政治学
1 武家参内の幕開け
2 将軍参内と誓約の空間
3 天皇とつながる大名たち
4 一会桑の空間支配
第三章 天皇という革命――クーデターからの出発
1 仮建という通路
2 王政復古政変の衝撃
3 万機親裁の誕生
結 幕末と明治をつなぐもの