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講談社現代新書

「日本人の神」入門

神道の歴史を読み解く

著:島田 裕巳

紙版

内容紹介

人間と宗教の歴史は長く深い。それは国民国家のレベルを超えて「人はどこで何のために生きるのか」という場所性や共同体に関わる問いでもある。日本人にとって、神道と天皇、また皇祖神との繋がりは重要であった。本書のサブタイトルである「神道の歴史を読み解く」は、今だからこそ我々が議論すべき主題である。そのために、古代の「神仏習合」から明治以降「神仏分離」の理解から始めようという現代人必読の入門書である。

目次

はじめに
第一章 場所性をもつ日本の神 一神教との対比
第二章 怖れられた皇祖神・天照大神
第三章 戦慄すべき八幡神
第四章 日本的三位一体
第五章 出雲大社と大国主、そして出雲国造
第六章 神を祀るということ
第七章 人を神に祀る
第八章 日本的一神教
おわりに
あとがき

著者略歴

著:島田 裕巳
1953年東京生まれ。宗教学者、文筆家。76年東京大学文学部宗教学科卒業。同大学大学院人文科学研究科修士課程修了。84年同博士課程修了(宗教学専攻)。東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。
著書に『創価学会』『世界の宗教がざっくりわかる』(以上、新潮新書)、『日本の10大新宗教』『葬式は、要らない』『なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか』『靖国神社』(以上、幻冬舎新書)『宗教消滅――資本主義は宗教と心中する』(SB新書)、『0葬――あっさり死ぬ』(集英社)『戦後日本の宗教史』(筑摩書房)などがある。

ISBN:9784062883702
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2016年05月
発売日:2016年05月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRRL3
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QRAX