出版社を探す

講談社現代新書

加藤周一を記憶する

著:成田 龍一

紙版

内容紹介

日本の「敗戦後」を問い続けた評論家加藤周一の軌跡を丁寧に追う試み。
加藤周一の代表的著作である『言葉と戦車』『日本文学史序説』「夕陽妄語」を中心に、その評論活動の出発点となった1946年の論考の意義、西洋と日本を行き来して得た1960年代の「日本文化」への深い言及、力を注いだ1980年代の同時代時評、そして「九条の会」の呼びかけ人となった21世紀初頭まで、加藤周一が日本の言論界に与えた影響力を考察する。
[本の構成]
第一章 「急進的知識人」として
第二章 「雑種文化」の地平
第三章 加藤周一の世界/日本
第四章 自伝とことばと文学と
第五章 時評のなかの加藤周一

目次

 

著者略歴

著:成田 龍一
1951年大阪府に生まれる。早稲田大学大学院修了。日本女子大学教授。専攻は近現代日本史。
著書に『「故郷」という物語』(吉川弘文館)、『<歴史>はいかに語られるか』『司馬遼太郎の幕末・明治』(朝日選書)、『大正デモクラシー』(岩波新書)、『戦後思想家としての司馬遼太郎』(筑摩書房)などがある。

ISBN:9784062883108
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:464ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2015年04月
発売日:2015年04月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB