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講談社+α文庫

新宿ゴールデン街物語

著:渡辺 英綱

紙版

内容紹介

唐十郎、中上健次、田中小実昌、佐木隆三が飲み、藤圭子が歌い上げた街。伝説の文壇バー「まえだ」「ナルシス」「ノア・ノア」……。戦後の闇市「新宿マーケット」を発祥とし、高度成長、バブル、バブル崩壊と、戦後の激動期を乗り越えた新宿ゴールデン街は今なお人々を惹きつけるものがある。この街を内側から眺め続けた、スナック「ナベサン」店主・渡辺英綱による名ルポルタージュ復刊!


唐十郎、中上健次、田中小実昌、佐木隆三が飲み、藤圭子が歌い上げた街。
伝説の文壇バー「まえだ」「ナルシス」「ノア・ノア」……変遷著しい繁華街の一画に、戦後の面影を残す街がある。

飲み屋のエネルギー × 文化の混沌 = 新宿ゴールデン街!

戦後の闇市「新宿マーケット」を発祥とする飲み屋街である新宿ゴールデン街。高度成長、バブル、バブル崩壊と、戦後の激動期を乗り越えたこの街は、繁栄と衰退を繰り返し今に至る。江戸時代の新宿、赤線・青線の歴史、たくましく生きる飲み屋の女性店主たち、一大万華鏡のような戦後文化人の動向を、豊富な資料とともに一冊に凝縮。新宿ゴールデン街を内側から眺め続けた、スナック「ナベサン」店主・渡辺英綱による名ルポルタージュ復刊!

目次

第一章 「新宿」のエネルギー
第二章 ゴールデン街のできるまで
第三章 ゴールデン街の内側で
第四章 女の世間
第五章 新宿放浪――女たちの子守唄
第六章 飲み屋の文化
第七章 歌謡曲から見た新宿
付録 「風月堂素描」「江戸狂歌の中心は新宿」など

著者略歴

著:渡辺 英綱
1947年、福島県に生まれる。「週刊読書人」を経て、1973年、作家の長谷川四郎氏や紀伊國屋書店社長の田辺茂一氏の後ろ楯を得て、新宿ゴールデン街に「ナベサン」を開店。執筆活動と並行して、「ナベサン」の経営を続け、2003年に他界。享年56。

ISBN:9784062817066
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:336ページ
定価:860円(本体)
発行年月日:2016年11月
発売日:2016年11月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WTL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WTR
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ