講談社+α文庫
政争家・三木武夫
田中角栄を殺した男
著:倉山 満
紙版
内容紹介
「金脈問題」で退陣する田中角栄の跡を襲った、「クリーン三木」の正体は、想像を絶する「政争の怪物」だった。翼賛選挙を非推薦で勝ち上がり、戦後の混迷する政局を泳ぎ回った稀代の策略家の実像とは? 「綺麗事を武器にしろ」「昨日の敵は今日の友」「もっと火を大きくしてこい」……三木武夫の権謀術数の数々を生き生きと描き出し、かつて日本政治にあったはずの「政治の定跡」をよみがえらせんとする文庫書き下ろし意欲作!
「金脈問題」で退陣する田中角栄の跡を襲った、「クリーン三木」の正体は、想像を絶する「政争の怪物」だった。翼賛選挙を非推薦で勝ち上がり、戦後の混迷する政局を泳ぎ回った稀代の策略家の実像とは? 「綺麗事を武器にしろ」「昨日の敵は今日の友」「もっと火を大きくしてこい」……三木武夫の権謀術数の数々を、圧倒的筆力で生き生きと描き出し、かつて日本政治にあったはずの「政治の定跡」をよみがえらせようとする文庫書き下ろし意欲作!
目次
はじめに~角栄ブームの世情に、あえて三木武夫を問う
第1章 怪物政治家、三木武夫
第2章 徒手空拳の青年代議士
第3章 バルカン政治家の誕生
第4章 グダグダ政治の乗り切り方
第5章 政策は政局の武器
第6章 男は一回、勝負する
第7章 三角大福中時代のはじまり
第8章 戦機を確信した三木
第9章 田中角栄を葬った手口
第10章 三木内閣の危険な政治
第11章 三木と靖国と内閣法制局
第12章 死闘! 三木おろし
おわりに~三木武夫とは何だったのか