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講談社文庫

獅子の血戦 上

著:ネルソン・デミル
訳:白石 朗

紙版

内容紹介

アサド・ハリール――<獅子>の異名をとるリビア人テロリスト。かつて300人ものジェット機乗員・乗客などを殺した冷酷無慈悲な殺戮マシーンが、再びアメリカの地を踏んだ。3年前に果たせなかった“血讐”を遂げ、憎むべき仇敵ジョン・コーリーをこの世から葬り去らんがために!

私の名はジョン・コーリー。アメリカ、連邦テロリスト対策特別機動隊(ATTF)の捜査官だ。以前はニューヨーク市警で殺人課の刑事をつとめていたが、障害年金をもらう身になって退職し――どうしてそうなったのかはシリーズの既刊をご一読願いたい――その後、連邦政府と契約して、ここの捜査官となった。

世界を揺るがすテロの実行犯、アサド・ハリールや、その仲間たちがあらたなことをおこすことがないか、容疑者になりそうな人間はいないのか。それを嗅ぎまわるのが仕事のひとつだ。ハリールにはかつて命を奪われそうになった経験があり、かつ彼の目的を阻止した経験もある。ハリールがわたしのことをうらんでいることは間違いがないだろう。そして休日には公私共にパートナーであるケイトとともに過ごす。そうこのスカイダイビングの計画も、大切な休日のひとつだったが――。
ハリールが企てているのは、かつて計画を阻止しようとしたわれわれの仲間全員の死と、さらなるテロなのか?

ISBN:9784062772822
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:420ページ
定価:905円(本体)
発行年月日:2012年07月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB