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講談社+α新書

面積あたりGDP世界1位のニッポン

地震と火山が作る日本列島の実力

著:横瀬 久芳

紙版

内容紹介

GDP世界トップ10に見る「面積あたりGDP」順位――1位:日本、2位:イギリス、3位:ドイツ、4位:イタリア、5位:フランス、6位:アメリカ、7位:中国、8位:インド、9位:ブラジル、10位:カナダ。日本列島にはM6以上の地震の約20%が集中するといわれるが、それゆえに大きな恩恵を享受する。エネルギー、鉱物資源、水、豊かな土壌など、日本列島を「面積あたりGDP世界1位」にしている要因を徹底研究!


 GDP世界トップ10に見る「面積あたりGDP」順位――1位:日本、2位:イギリス、3位:ドイツ、4位:イタリア、5位:フランス、6位:アメリカ、7位:中国、8位:インド、9位:ブラジル、10位:カナダ。
 日本はM6以上の地震の約20%が集中するといわれる地震列島にあるが、実は、それゆえに大きな恩恵を享受している!
 エネルギー、鉱物資源、水、温泉、地熱、海底資源、豊かな土壌など、日本列島を「面積あたりGDP世界1位」にしている要因を徹底研究。そして実はシンプルな地震予知を解説し、日本に住む我々の幸せを再確認する!

目次

序 章 熊本地震に遭って分かったこと
第1章 活断層が作る豊かな水資源
第2章 火山が生む世界一の温泉群
第3章 噴火がもたらす豊かな土壌
第4章 地熱エネルギーは世界3位
第5章 鉱物資源は地震と火山のコラボ
第6章 活断層型地震はシンプル
第7章 予測可能だった熊本地震

著者略歴

著:横瀬 久芳
横瀬久芳(よこせ・ひさよし)

 1960年、新潟県に生まれる。熊本大学准教授。1984年、新潟大学理学部地質鉱物学科卒業。1986年、新潟大学大学院理学研究科修了。1990年、岡山大学で博士号を取得。欧米には確固として存在する「海洋学」の必要性を説き、日本国内でこの分野を初めて開拓。地球のプレートが沈み込む場所、すなわち日本列島周辺の海底鉱物資源の可能性を研究する。2011年、奄美大島沖の海底火山からレアメタルに富む鉱石を発見。2013年秋には、トカラ列島における海洋調査が「NHKスペシャル」で特集される。熊本大学で主宰する「はじめて学ぶ海洋学」は、入学者の実に40%強が受講するマンモス講義となる。
 著書には、『はじめて学ぶ海洋学』(朝倉書店)、『ジパングの海』(講談社+α新書)がある。

ISBN:9784062729697
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:860円(本体)
発行年月日:2016年12月
発売日:2016年12月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KC