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講談社+α新書

ジパングの海

資源大国ニッポンへの道

著:横瀬 久芳

紙版

内容紹介

日本近海の海底には、金、銀、レアアースなど、約200兆円もの資源が埋蔵されている! 東日本大震災に見舞われた日本列島は、こうした過酷な自然災害が頻発する場所。しかし同時に、地球のプレートが沈み込む場所に存在するがゆえ、海底に世界有数の鉱物資源が生み出されるのだ。領海と排他的経済水域を併せた面積は世界6位を誇る日本の海の、特にその海底資源にスポットを当て、「ジパングの海」の巨大な可能性に迫ります。


日本近海の海底には、金、銀、レアアースなど、約200兆円もの資源が埋蔵されている可能性がある!
 東日本大震災に見舞われた日本列島は、こうした過酷な自然災害が頻発する場所。しかし同時に、地球のプレートが沈み込む場所に存在するがゆえ、海底に世界有数の鉱物資源が生み出されるのだ。
 本書では、領海と排他的経済水域を併せた面積は世界6位を誇る日本の海の、特にその海底資源にスポットを当て、「ジパングの海」の巨大な可能性に迫ります。

目次

第1章 黄金の国ジパングの真実
第2章 資源大国日本を支えた鉱山群
第3章 豊富な金銀銅の秘密
第4章 トカラ列島の宝探し
第5章 海底資源戦争
第6章 真の海洋国家へ

著者略歴

著:横瀬 久芳
横瀬久芳(よこせ・ひさよし)

 1960年、新潟県に生まれる。熊本大学准教授。1984年、新潟大学理学部地質鉱物学科卒業。1986年、新潟大学大学院理学研究科修了。1990年、岡山大学で博士号を取得。欧米には確固として存在する「海洋学」の必要性を説き、日本国内でこの分野を初めて開拓。地球のプレートが沈み込む場所、すなわち日本列島周辺の海底鉱物資源の可能性を研究する。2011年、奄美大島沖の海底火山からレアメタルに富む鉱石を発見。2013年秋には、トカラ列島における海洋調査が「NHKスペシャル」で特集される。熊本大学で主宰する「はじめて学ぶ海洋学」は、入学者の実に40%強が受講するマンモス講義となる。

ISBN:9784062728485
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:222ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2014年05月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TTS