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講談社+α新書

脳は悲鳴を上げている

頭痛、めまい、耳鳴り、不眠は「脳過敏症」が原因だった!?

著:清水 俊彦

紙版

内容紹介

テレビ東京「主治医が見つかる診療所」、TBS「アカルイミライ」など、テレビ出演依頼が殺到中の清水俊彦医師。日本でも数少ない頭痛外来の専門医として、全国から患者が列をなす「現代の名医」の一人です。頭痛、めまい、耳鳴り、不眠……原因不明の不快症状の原因は、「脳の興奮」かもしれない。孤独に苦しむ患者を救う奇跡の1冊!


テレビ東京「主治医が見つかる診療所」、TBS「アカルイ☆ミライ」「よるべん」、テレビ東京「主治医が見つかる診療所2時間スペシャル」と、テレビ出演依頼が殺到中の清水俊彦医師。日本でも数少ない頭痛外来の専門医として、全国から患者が列をなす「現代の名医」の一人です。長年、ほとんど眠ることができずに苦しんできた歌手の研ナオコさんを治した主治医としても知られます。
 著者はこれまで、片頭痛をはじめとする各種頭痛や、原因不明のめまい・耳鳴り・不眠の治療法を紹介してきましたが、近年、その根本原因として、脳波の乱れ、すなわち、常時脳が覚醒した状態のままになってしまうことがあることを明らかにし、2010年、2011年に学会において新型頭痛「脳過敏症候群」として国際的に発表し、各界から注目を浴びています。
 この症候群は、若年からの頭痛に対し、「頭痛くらい……」と対処を放置した結果などから陥るもので、発症すると、強烈なめまい・耳鳴り・不眠に悩まされることになります。しかも、加齢とともにその主な原因となる片頭痛症状は軽減するために、専門医にかかっても適切な治療がなされないという厄介な病状です。その最新の知見、治療法が、苦痛と周囲の無理解に苦しんできた全国の無数の患者を救います。

目次

序 章 頭痛・めまい・耳鳴り・不眠の原因は「脳の興奮」だった
第1章 慢性頭痛を放置すると恐ろしい事態に
第2章 なぜ「頭痛持ち」は女性に多いのか
第3章 こんな頭痛は「恐ろしい病気」のサイン
第4章 頭痛と脳の興奮を鎮める生活術
第5章 慢性頭痛への対処と治療、生活療法
第6章 「脳過敏症候群時代」を生き抜く
おわりに──脳過敏症候群の消滅を願いつつ

著者略歴

著:清水 俊彦
1958年、京都府に生まれる。東京女子医科大学客員教授。ほかに獨協医科大学神経内科臨床准教授。脳神経外科医。医学博士。日本医科大学医学部卒業、東京女子医科大学大学院博士課程修了。現在、東京女子医科大学をはじめとする複数のクリニックで頭痛外来を担当し、一日に200から300人(月間6000人)の患者を診る頭痛治療の第一人者。テレビ・新聞・雑誌等で精力的に頭痛の啓発を行っている他、「全国慢性頭痛友の会」の顧問や日本頭痛学会監事を務める。
著書には『頭痛外来へようこそ』(保健同人社)、『頭痛女子のトリセツ』(マガジンハウス)ほか、監修書には『新型頭痛「脳過敏症候群」のすべてがわかる本』(講談社)などがある。

ISBN:9784062727785
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:206ページ
定価:838円(本体)
発行年月日:2012年11月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MJ