講談社文庫
笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE
Mathematical Goodbye
著:森 博嗣
紙版
内容紹介
偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。そこで開かれたパーティの席上、博士は庭にある大きなオリオン像を消してみせた。一夜あけて、再びオリオン像が現れた時、2つの死体が発見され……。犀川助教授と西之園萌絵の理系師弟コンビが館の謎と殺人事件の真相を探る。超絶の森ミステリィ第3弾。
目次
第1章 三ツ星館の謎
(はたして、これらは妥当な観察点からのもので、しかも連続した存在なのでしょうか?)
第2章 宇宙と数学の謎
(起源は忘却され伝統の手法だけが取り残される。たとえ、神のトリックであっても)
第3章 勇者と死者の謎
(利用価値のある肉体的実在、再生あるいは統合されつつある美および不明確な心象へ)
第4章 内側と外側の謎
(残念ながら、観察者と独立に存在するものは、定義できないゆえに、存在しない)
第5章 天才数学者の謎CR+