出版社を探す

健康ライブラリー

ひとりひとりの個性を大事にする にじいろ子育て

著:本田 秀夫

紙版

内容紹介

《NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に本田秀夫先生出演で大反響!》

【すべての親、すべての先生たちが大切にしてもらいたいこと】
この本は、子どもの精神科医として30年近く診療しながら、折に触れ考えてきたことを書き綴ったエッセイ集です。
この本で大事にしているのは、個性的な子育てです。「十人十色」という言葉があります。
子どもたちは、ひとりひとりが個性的です。親にも個性があります。ならば、育て方も、子どもと親の個性に応じていろいろなやり方があってよいのではないでしょうか。本のタイトルの「にじいろ」には、個性に応じたさまざまな色の子育てがあるというメッセージが込められています。
「個性」といっても、それは必ずしも優れた特徴のことを指しているというわけではありません。子どもにはそれぞれに得意なこと、苦手なことがあります。そのひとつひとつが、子どもの個性です。「スポーツ万能」「歌が上手」など、多くの人に評価される個性もあれば、「時間が守れない」「勉強が苦手」といった、短所のように見える個性もあります。
世の中では優れた特徴だけが評価されがちですが、じつは短所に見える部分も、見方を変えれば長所として評価できる場合があります。たとえば「時間が守れない」子は「集中力が人並みはずれている」ことがあったりします。
この本では、そのように柔軟な視点で、子どものさまざまな特徴を個性としてポジティブにとらえ、楽しく無理なく子育てをしていくためのヒントを紹介します。(はじめにより)
  
*本書は、本田秀夫医師が山梨日日新聞で連載中の人気子育てコラム
「ドクター本田のにじいろ子育て」から厳選したコラムを1 冊にまとめた書です。

【本書の内容構成】
CHAPTER1 よく遊ぶことで、個性の芽が出る 
CHAPTER2 個性の芽がぐんぐん育つ接し方
CHAPTER3 個性とともに育てたい「相談力」
CHAPTER4 親も自分の個性を大切に、自然体で
CHAPTER5 個性を輝かせるほめ方・叱り方
CHAPTER6 やる気が育てば個性はさらに伸びる

著者略歴

著:本田 秀夫
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授。特定非営利活動法人ネスト・ジャパン代表理事。精神科医師。医学博士。1988年、東京大学医学部を卒業。同大学附属病院、国立精神・神経センター武蔵病院、横浜市総合リハビリテーションセンター、山梨県立こころの発達総合支援センター、信州大学医学部附属病院をへて、2018年から現職。日本自閉症協会理事。専門は発達障害の診療。読売新聞の連載記事「子なび・発達障害」、山梨日日新聞の連載コラム「にじいろ子育て」など、新聞各紙で子育てについて情報を発信している。「NHKスペシャル」などのテレビ出演、全国各地での講演も好評。発達障害を中心とする「個性的な子」の子育て・教育の第一人者として、保護者や保育・教育関係者の信頼を集めている。主な著書に『自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体』(SB クリエイティブ)、『自閉症スペクトラムがよくわかる本』(監修、講談社)など。

ISBN:9784062598699
出版社:講談社
判型:B5
ページ数:162ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2018年04月
発売日:2018年04月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFX