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講談社選書メチエ 601

フリーメイスン

もうひとつの近代史

著:竹下 節子

紙版

内容紹介

謎めいた存在ゆえに、陰謀論の格好の対象となるフリーメイスン。秘密に包まれたイニシエーションの実態とは? 「自由、平等、兄弟愛」などキリスト教ルーツの価値観を政治から切り離し、「普遍価値」として復権させることが彼らの使命である。アメリカ独立戦争、フランス革命から『シャルリー・エブド』事件まで、フリーメイスンの誕生と変容を辿りながら、西洋近代をもうひとつの視点からとらえなおす。(講談社選書メチエ)


謎めいた存在ゆえに、陰謀論の格好の対象となるフリーメイスン。
秘密に包まれたイニシエーションの実態とは?
「自由、平等、兄弟愛」などキリスト教ルーツの価値観を政治から切り離し、
「普遍価値」として復権させることが彼らの使命である。
アメリカ独立戦争、フランス革命から『シャルリー・エブド』事件まで、フリーメイスンの誕生と変容を辿りながら、西洋近代をもうひとつの視点からとらえなおす。

目次

序章 フリーメイスンからみた西洋近代史
第一章 イニシエーション――フリーメイスンとカトリックのあいだ 
第二章 近代フリーメイスンの成立 
第三章 フリーメイスンと宗教 
第四章 アンチ・フリーメイスン 
第五章 政教分離(ライシテ)とフリーメイスン
終章 新しいフリーメイスンの可能性

著者略歴

著:竹下 節子
東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリズム史を修める。比較文化史家・バロック音楽奏者。主な著書に、『ジャンヌ・ダルク――超異端の聖女』(講談社現代新書)、『聖母マリア―― <異端>から<女王>へ』『知の教科書 キリスト教』(以上、講談社選書メチエ)、『キリスト教の真実――西洋近代をもたらした宗教思想』(ちくま新書)、『無神論――二千年の混沌と相克を超えて』『ユダ――烙印された負の符号の心性史』(中央公論新社)他多数。

ISBN:9784062586047
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1650円(本体)
発行年月日:2015年06月
発売日:2015年06月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB