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ブルーバックス

算法勝負!「江戸の数学」に挑戦

どこまで解ける?「算額」28題

著:山根 誠司

紙版

内容紹介

数学の問いを記した絵馬を神社仏閣に掲げ、公開の場で算法勝負をする「算額」。大名から庶民まで、身分の上下を超え当時の数学ファンがこぞって熱中しました。本書では今も記録に残る算額から、オリジナリティ溢れる問題を厳選。数学を娯楽として楽しんだ粋な江戸人から現代人への算法勝負です。ベストセラー小説『天地明察』の冲方丁さんも挑戦、「とにかく楽しい! これは江戸時代の技術であり『娯楽』です」


庶民から大名まで熱中した、江戸時代の公開数学問題「算額」。あなたは解けますか?
小説『天地明察』の冲方丁さんも挑戦
「とにかく楽しい! これは江戸時代の技術であり『娯楽』です」

数学の問いを記した絵馬を神社仏閣に掲げ、公開の場で算法勝負をする「算額」。映画にもなったベストセラー小説『天地明察』にも登場したのでご存じの方も多いはず。大名から農民、町民といった庶民まで、プロの和算家から村娘まで、老若男女身分の上下を超え当時の数学ファンがこぞって熱中しました。本書では今も記録に残る算額から、オリジナリティ溢れる問題を厳選。江戸人から現代人への算法勝負です。
さらに、算額・和算にまつわる物語から、和算家たちの素顔、江戸情緒溢れる当時の風情などまで、著者だからこそ語れるとっておきの江戸雑学エピソードも満載。数学を粋な娯楽として楽しんだ、江戸の風情をぜひ味わってください。

目次

はじめに
第一章 幾何的問題 初級編
第二章 代数的問題
第三章 幾何的問題 腕試し編
第四章 和算の到達点
おわりに
参考文献

著者略歴

著:山根 誠司
一九六三年鳥取県生まれ。作家。科学ライター。東京大学工学部電子工学科卒。住友電工、東京大学先端科学技術研究センターを経て文筆業へ。歴史と科学の関わりを独自の視点から分析・研究。特に江戸から明治にかけての、数学・科学技術の変遷に造詣が深い。趣味はサッカー観戦と算額の問題を解くこと。共著に『不思議な体の雑学読本』(三笠書房)、『プロフットボーラーの家族の肖像』(カンゼン)等多数。

ISBN:9784062578974
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:192ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2015年01月
発売日:2015年01月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PBX