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山口組三国志 織田絆誠という男

著:溝口 敦

紙版

内容紹介

2017年4月30日、それまでの「神戸山口組」を割って出て、「任侠団体 山口組」(その後「任侠山口組」と改称)が尼崎で結成された。代表に就いたのは神戸山口組で若頭代行だった織田絆誠である。ここに山口組を名乗る団体が三つ存在し、三派鼎立の状態が生まれた。今後、三派のうちどこが勝ち残り、どこが生き残るか、「山口組三国志」という物語が始まっていく。


2017年4月30日、それまでの「神戸山口組」を割って出て、「任侠団体 山口組」(その後「任侠山口組」と改称)が尼崎で結成された。代表に就いたのは神戸山口組で若頭代行だった織田絆誠である。
ここに山口組を名乗る団体が三つ存在し、三派鼎立の状態が生まれた。今後、三派のうちどこが勝ち残り、どこが生き残るか、「山口組三国志」という物語が始まっていく。
ヤクザ、暴力団が新しい枠組み、規範を求めているのは確かである。それにどこまで応えられるかが、生き残る組織を決めていくのではないか。つまり山口組は内外ともに危機を迎え、時代の曲がり角にさしかかっているから、三つの山口組の鼎立状態、つまり「山口組三国志」が生まれたとも考えられる。何らかの新しい方法、システムを手にしなければ、彼らの明日どころか、今日がないのだ。

目次

はじめに
第一章 任侠山口組の誕生
第二章 織田絆誠 男の売り出し
第三章 検証・五代目山口組
第四章 検証・六代目山口組
第五章 実録・神戸山口組の設立
第六章 山口組両派の和解工作
第七章 検証・神戸山口組
あとがき

著者略歴

著:溝口 敦
ノンフィクション作家。ジャーナリスト。1942年、東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。出版社勤務などを経て、フリーに。著書には、「暴力団」「続・暴力団」(以上、新潮新書)、「危険ドラッグ 半グレの闇稼業」(角川新書)、「詐欺の帝王」「歌舞伎町 ヤバさの真相」(文春新書)、「パチンコ30兆円の闇」(小学館文庫)、「新装版ヤクザ崩壊 半グレ勃興」、「食肉の帝王」、さらに「血と抗争 山口組三代目」「山口組四代目 荒らぶる獅子」「ドキュメント 五代目山口組」「武闘派 三代目山口組若頭」「撃滅 山口組vs.一和会」「四代目山口組 最期の戦い」「六代目山口組ドキュメント 2005~2007」(以上、講談社+α文庫)などの一連の山口組ドキュメントなどがある。常にきわどい問題を扱い続けるハード・ノンフィクションの巨匠。「食肉の帝王」で、第25回講談社ノンフィクション賞を受賞した。

ISBN:9784062207751
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:306ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2017年11月
発売日:2017年11月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF