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講談社学術文庫

生き残った帝国ビザンティン

著:井上 浩一

紙版

内容紹介

ローマ皇帝の改宗からコンスタンティノープル陥落まで
「奇跡の1000年」興亡史

栄華の都コンスタンティノープル、イコンに彩られた聖ソフィア教会……。興亡を繰り返すヨーロッパとアジアの境界、「文明の十字路」にあって、帝国はなぜ1000年以上も存続しえたのか。キリスト教と「偉大なローマ」の理念を守る一方、皇帝・貴族・知識人は変化にどう対応したか。ローマ皇帝の改宗から帝都陥落まで、「奇跡の1000年」を活写する。

目次

プロローグ――奇跡の1000年
第1章 ローマ皇帝の改宗
第2章 「新しいローマ」の登場
第3章 「パンとサーカス」の終焉
第4章 栄光のコンスタンティノープル
第5章 苦悩する帝国
第6章 ビザンティン帝国の落日
エピローグ――1000年を支えた理念

著者略歴

著:井上 浩一
1947年、京都市生まれ。京都大学文学部史学科卒業。同大学大学院西洋史学博士課程修了。現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授。専門は、ビザンティン帝国史。主な著書に、『ビザンツ帝国』、『ビザンツ皇妃列伝』、『ビザンツとスラヴ』(共著)などがある。

ISBN:9784061598669
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:275ページ
定価:1110円(本体)
発行年月日:2008年03月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHB