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講談社学術文庫

神の慰めの書

著:エックハルト,M.
訳:相原 信作

紙版

内容紹介

私が本書の訳に従事したのは30歳代から40歳代の初めにかけてである。80歳をこえた今日までの40年間を通じて、エックハルトは私を鼓舞激励している。たとえば、「神は私よりも私に近く在(いま)す」。人間は幸福を求め、美を求め、宝を求めて遠路を行く。しかし、比類を絶したものはむしろ近くに、あまりにも近くにある。エックハルトの言葉は年とともにますます輝き、新鮮さを加える。(訳者“「学術文庫」のためのあとがき”より抜粋)

目次

●第1部 論述
 1 教導説話
 2 神の慰めの書
 3 高貴なる人間について
 4 離在について
 5 魂の高貴性について
●第2部 説教
 1 マタイ伝第21章第12節についての説教
 2 マタイ伝第25章第23節についての説教
 3 ルカ伝第7章第14節についての説教
 4 ルカ伝第10章第38節についての説教
 5 同上
 6 ルカ伝第21章第31節についての説教
 7 ヨハネ第1書第4章第9節についての説教
 8 イザヤ書第49章第13節およびヨハネ伝第8章第12節についての説教
●第3部 伝説
 マイスター・エックハルトの饗宴
 マイスター・エックハルトの娘
 マイスター・エックハルトの時代と生涯

ISBN:9784061586901
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:350ページ
定価:1160円(本体)
発行年月日:1985年