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児童文学創作シリーズ

だれも知らない小さな国

新イラスト版 コロボックル物語 1

著:佐藤 さとる
絵:村上 勉

紙版

内容紹介

 日本で初めての本格的ファンタジーとして、1959(昭和34年)の初版から読みつがれてきた傑作「コロボックル物語」シリーズ。毎日出版文化賞、国際アンデルセン国内賞も受賞しています。また、最近では人気作家の有川浩氏が、佐藤さとる氏公認で書くことになっている「続編」にも注目が集まっています。
 このたび、「コロボックル物語」でデビューし、その挿絵を手がけてきた画家・村上勉氏が、画業50年を迎え、創作の集大成として、すべての挿絵を新たに描き下ろしました。
 円熟したイラストとともに、手に取りやすいサイズで刊行する「新イラスト版 コロボックル物語」です。

 小学校3年生のときだった。
 もちの木をさがしにいったぼくは、こんもりした小山や杉林にかこまれた、三角形の平地をみつけた。小さないずみがわき、まっかなつばきの花のさく、どこかふしぎな感じのする場所だった。
 --そして、とうとうぼくは見た。小川に流れていく赤いくつの中で、虫のようなものが動いているのを。
 小指ほどしかない小さな人たちが、手をふっているのを! 

※小学5年以上漢字にルビつき

著者略歴

著:佐藤 さとる
 1928年、神奈川県生まれ。『だれも知らない小さな国』で毎日出版文化賞・国際アンデルセン賞国内賞などを、「おばあさんのひこうき」で児童福祉文化賞・野間児童文芸賞を受賞。日本のファンタジー作家の第一人者として知られる。
絵:村上 勉
1943年、兵庫県生まれ。1965年、佐藤さとる作のコロボックル物語の挿絵でデビュー。コロボックル物語シリーズのほか、挿絵、絵本、装丁など、出版美術界と深く関わってきた。作品に『おばあさんのひこうき』(小学館絵画賞受賞)、『おおきなきがほしい』『きつね三吉』ほか多数。有川浩とのコラボレート作品『旅猫レポート』『コロボックル絵物語』がある。

ISBN:9784061335233
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2015年10月
発売日:2015年10月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ