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シリーズ 地域の古代日本 出雲・吉備・伊予

編:吉村 武彦
編:川尻 秋生
編:松木 武彦

紙版

内容紹介

古代より中国・四国地方は、大陸への窓口である九州と近畿とをつなぐ、人や文物、情報が往来する回廊であった。山陰、瀬戸内海の南北岸、太平洋岸の回廊が3本並び、気候や地形も違う。この多様さが、密に込み入った歴史を形成したのである。特定の地域名を象徴的に意識しつつ、古墳や国府のような列島共通のテーマと、弥生墳丘墓、鉄生産、古代山城、出雲大社など地域に顕著なテーマとを往復しながら、日本列島古代の歴史像を多面的に浮き彫りにする。

1章 山陰・瀬戸内・土佐 松木武彦
2章 製鉄技術の開発と普及を担った中国地方──古墳~奈良時代を中心に 村上恭通
3章 弥生墳丘墓と巨大古墳 新納 泉
4章 国府と鋳銭司 加藤友康
5章 古代の出雲──出雲大社、風土記、そして境界への認識 大日方克己
6章 瀬戸内の古代山城 亀田修一
ESSAY 「出雲大社」の古代的断想 千家和比古

目次

1章 山陰・瀬戸内・土佐 松木武彦
2章 製鉄技術の開発と普及を担った中国地方──古墳~奈良時代を中心に 村上恭通
3章 弥生墳丘墓と巨大古墳 新納 泉
4章 国府と鋳銭司 加藤友康
5章 古代の出雲──出雲大社、風土記、そして境界への認識 大日方克己
6章 瀬戸内の古代山城 亀田修一
ESSAY 「出雲大社」の古代的断想 千家和比古


◆シリーズ地域の古代日本 刊行予定(全6巻)
東アジアと日本
陸奥と渡島
東国と信越
畿内と近国
出雲・吉備・伊予
筑紫と南島

著者略歴

編:吉村 武彦
1945年生。明治大学名誉教授。日本古代史。『日本古代の社会と国家』(岩波書店)、『日本古代の政事と社会』(塙書房)、『大化改新を考える』(岩波新書)、『新版 古代天皇の誕生』(角川ソフィア文庫)など。
編:川尻 秋生
1961年生。早稲田大学文学学術院教授。日本古代史。『古代東国史の基礎的研究』(塙書房)、『日本古代の格と資財帳』(吉川弘文館)、『平安京遷都』(岩波新書)、『坂東の成立』(吉川弘文館)など。
編:松木 武彦
1961年生。国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授。日本考古学。『古墳とはなにか―認知考古学からみる古代』(角川選書)、『人はなぜ戦うのか―考古学からみた戦争』(中公文庫)、『全集日本の歴史 1 列島創世記』(小学館)、『美の考古学』(新潮選書)など。

ISBN:9784047036987
出版社:KADOKAWA
判型:4-6
ページ数:270ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2022年08月
発売日:2022年08月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ-JP-F