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エドゥアール・マネ 西洋絵画史の革命

著:三浦 篤

紙版

内容紹介

印象派より危険で、ピカソより前衛的──。
マネを起点に描き出す新たな西洋絵画史。

印象派が産声をあげる直前の19 世紀パリ。画家マネのスキャンダラスな作品は官展落選の常連であったが、伝統絵画のイメージを自由に再構成するその手法こそ、デュシャン、ピカソ、ウォーホルら現代アートにも引き継がれてゆく絵画史の革命だった。模倣と借用によって創造し、古典と前衛の対立を超えてしまう過激な画家は、芸術のルールをいかに変えたのか。謎めいた絵画作品の魅力と、21世紀へと続くその影響力に迫る。

著者略歴

著:三浦 篤
1957年、島根県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はフランス近代美術史、日仏美術交流史。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。パリ第4大学で文学博士号(美術史)。『近代芸術家の表象』(東京大学出版会、サントリー学芸賞)、『まなざしのレッスン』『まなざしのレッスン』1・2(東京大学出版会)、『名画に隠された「二重の謎」』(小学館新書)をはじめ、多数の著書、編著、訳書がある。2015年、フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。

ISBN:9784047035812
出版社:KADOKAWA
判型:4-6
ページ数:328ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2018年10月
発売日:2018年10月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WFA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1D