古琉球 海洋アジアの輝ける王国
著:村井 章介
紙版
内容紹介
世界に開かれていたのは日本ではなく「琉球」だった! 13~17世紀の古琉球の時代、ボーダーレス海域でどのような歴史と文化が展開されたのか。琉球に残されたかな文字の碑文や『歴代宝案』などの外交文書、中国・朝鮮ほか、近隣諸国に残る史料などから総合的に検証。冊封体制論からはみだした古琉球の独自の事象を浮き彫りにする。同時代の日本を含むアジア世界の歴史のありかたに境界史から光をあて、その全体像に新たな視角を拓く。
目次
序論 古琉球から世界史へ
第一章 王国誕生前夜
第二章 冊封体制下の国家形成
第三章 冊封関係と海域交流
第四章 和/琉/漢の文化複合
第五章 王国は滅びたのか