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角川つばさ文庫

新訳 ナルニア国物語 (2)カスピアン王子と伝説の角笛 2

著:C・S・ルイス
訳:河合 祥一郎
絵:Nardack

紙版

内容紹介

「ナルニアに魔法を取りもどせ!」
世界をすくうカギは4人と王子の信じる力?
【新訳で名作が読みやすい!!】【絵30枚】

●あらすじ
夏休みがおわり、ルーシーたち四人兄妹は寄宿学校へ帰るため、駅で列車をまっていました。
すると、ふしぎな力がはたらいて、あっというまに別世界へ…。
「ここはナルニア?」――でも、なにかがちがいます。
なんとそこは、ミラーズ王によって、物言う動物も妖精もなかったことにされた、未来のナルニアでした。
四人はカスピアン王子とともに、ナルニアに魔法をよみがえらせようとしますが…。
名作を美しい新訳と挿絵で!

「王子よ、いますぐお逃げなさい! ミラーズ王はあなたの命をねらっている!」
「そんな、おじうえが、まさか…」
「あなたのお父うえを殺したのはあいつです。
この角笛で、伝説の四人の兄妹王をよびもどし、ナルニアを取りもどすのです!」
【世界中に魔法をかけた、最高の名作ファンタジー!!】

●新訳のここがポイント
翻訳にあたって、原文にあるリズムを生かすように工夫されています。たとえばトランプキンが使う言葉遊びですが、

「なにをぬかすか、こしぬかす」
「そいつはどうかな、かなぶんぶん」
「なんてこった、パンナコッタ!」
「なんてこったい、こいつはいったい」

などとなっています。
また原文の格調高さをくずさぬよう、配慮されて訳されています。本書の訳者あとがきには「英米の子どもたちが原文を読んで味わうとおりの「楽しさ」――知らない世界に出会うときのわくわく感や(略)好奇心もふくめて――を大切にしました」「とくに原文の解釈には最新の注意をはらいました」としるされています。

目次

1 島
2 金の騎士(ナイト)
3 こびと
4 カスピアン王子のお話
5 ゆうれい森での冒険
6 わすれさられたひとたち
7 伝説の角笛
8 小さなお友だち
9 ルーシーが見たもの
10 アスラン
11 信じる力
12 白の魔女
13 ピーター王の挑戦状
14 決闘
15 アスランのとびら

訳者あとがき
ナルニア国物語(3)巻のお知らせ

著者略歴

著:C・S・ルイス
1898~1963年。アイルランド系のイギリス人小説家で神学者。キリスト教の信徒伝道者でもある。代表作は本シリーズで、その最終巻「さいごの戦い」でカーネギー賞を受賞。
訳:河合 祥一郎
1960年生まれ。東京大学教授。訳書に『新訳 ふしぎの国のアリス』『新訳 ピーター・パン』『新訳 赤毛のアン 完全版』『新訳 星を知らないアイリーン おひめさまとゴブリンの物語』や「新訳 ドリトル先生」シリーズ(すべて角川つばさ文庫)など。公式ブログhttps://ameblo.jp/shoichiro-kawai/
絵:Nardack
セーラームーンと魔法少女が大好きな、韓国在住の女性イラストレーター。『エルフ嫁と始める異世界領主生活』(電撃文庫)の装画も担当。

ISBN:9784046317148
出版社:KADOKAWA
判型:新書
ページ数:288ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2018年02月
発売日:2018年02月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB