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角川ソフィア文庫

ペリー提督日本遠征記 上

著:M・C・ペリー
編:F・L・ホークス
監訳:宮崎 壽子

紙版

内容紹介

幕末期の「黒船来航」として知られる東インド艦隊の日本遠征。神秘の国・日本の開国という使命を受けたペリーは、喜望峰を巡り、中国各地や琉球を経て久里浜に上陸。列強の圧力をかいくぐり条約締結へと至らせたペリーの外交手腕はいかなるものだったのか。驚くほど周到な計画の全貌や、当時の知られざる国々の姿を活写した、一級の遠征記として名高い歴史的大著。ハイネやブラウンによる原書図版を多数収録した初の完訳版!

目次

前書き F・L・ホークス

序論
第1章 ペリー艦隊、日本へ
第2章 大西洋を越えて──ノーフォーク~セント・ヘレナ島
第3章 喜望峰をめざして──セント・ヘレナ島~喜望峰~モーリシャス
第4章 インド洋を東南アジアへ──モーリシャス~セイロン~シンガポール
第5章 中国海域へ入る──シンガポール~香港~黄埔~広東
第6章 中国を離れ琉球へ──マカオ・香港~上海~那覇
第7章 大琉球島那覇への初訪問
第8章 大琉球島奥地踏査
第9章 琉球王宮を訪問
第10章 ボニン(小笠原)諸島の踏査
第11章 ふたたび大琉球島那覇
第12章 第一回日本訪問・浦賀──江戸湾の一〇日間1
第13章 第一回日本訪問・久里浜上陸──江戸湾の一〇日間 2
第14章 第一回日本訪問・日本を発つ日──江戸湾の一〇日間 3

著者略歴

著:M・C・ペリー
(1794-1858)マシュー・カルブレイス・ペリー。海軍一家に育ち、1809年海軍にはいる。ニューヨークの海軍工廠でアメリカ初の蒸気機関軍艦を建造し、「蒸気軍艦の父」と呼ばれる。アフリカ艦隊司令長官、メキシコ湾艦隊司令長官を歴任、メキシコ戦争で武勲をあげる。郵政長官の要職を経たのち東インド艦隊司令長官として日本遠征を指揮した。
監訳:宮崎 壽子
1984年の創立以来、出版翻訳および業務翻訳、編集、デザイン、書籍やイベントのプロデュースなどを手がけている。1995年にUNITED STATES JAPAN EXPEDITION 1852-1854 by M.C.Perry(全三巻)の初版本を入手し、初めての完全翻訳本として制作(1997年、栄光教育文化研究所より出版)。

ISBN:9784044092122
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:643ページ
定価:1360円(本体)
発行年月日:2014年08月
発売日:2014年08月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WTL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WTR
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ