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角川ソフィア文庫

選択本願念仏集

法然の教え

訳:阿満 利麿
デザイン:ライラック

紙版

内容紹介

末法思想が信じられ絶望が人びとを襲った鎌倉初期、法然はただ念仏だけを称えれば、誰でもたやすく仏が救済してくれると説いた。この革命的な思想の正当性を、九条兼実の求めに応じて法然自身がまとめたのが本書である。従来の仏教的価値観を根本的に覆した法然の教えは、仏教界に衝撃を与えた。多数の信者を得た法然の主著を、平易な訳文で紹介、その強靭な求道の精神の魅力に迫る、浄土宗・浄土真宗の基礎文献。

目次

選択本願念仏集 南無阿弥陀仏
  ◇訳文
  ◆原文
〔訳者ノート〕

解説
1.伝記・年表について
2.私の法然像
3.初心者のための読書案内

なぜ他力なのか
あとがき

著者略歴

訳:阿満 利麿
1939年京都府生まれ。京都大学教育学部卒。元明治学院大学国際学部教授。専攻は日本宗教思想史。主著に『法然の衝撃』『宗教の深層』(サントリー学芸賞受賞)『日本人はなぜ無宗教なのか』。日本人にとっての宗教の持つ意義を一般向けにわかりやすく問い続ける。

ISBN:9784044068011
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:288ページ
定価:667円(本体)
発行年月日:2007年05月
発売日:2007年05月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB