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角川ソフィア文庫

神秘学講義

著:高橋 巖

紙版

内容紹介

予感や憧れといった情動の根源は一体どこにあるのか。魂の故郷を現実世界を超えた場所にあるとみなす神秘学。理性と感性を融合させた学問に向き合い、人間を霊・魂・体の存在として捉え直す著者の言葉は、極端に外面化された現代の私たちに新たな視点を投げかける。ゲーテ、ニーチェ、フロイト、ユングへと連なるヨーロッパ精神史を辿りながら、シュタイナーの実践的秘儀を紹介。ユングの章を増補した完全版。
解説・若松英輔

目次

第一章 現実世界から超現実世界へ
第二章 霊的感覚論――霊・魂・体の問題
第三章 神秘学における理性と感性
第四章 秘儀とその行法――アポロン的とディオニュソス的
第五章 ユングと神秘学
第六章 ブラヴァツキー││近代精神と神秘学

著者略歴

著:高橋 巖
東京生まれ。慶應義塾大学文学部大学院修了。日本人智学協会代表。著書に『シュタイナー教育入門』『シュタイナー教育の方法』(角川選書)、『ヨーロッパの闇と光』(新潮社)、『シュタイナー 哲学入門』(岩波現代文庫)、『シュタイナーの人生論』(春秋社)、訳書にシュタイナー『神智学』(ちくま学芸文庫)、 シュタイナー『ニーチェ──みずからの時代と闘う者』(岩波文庫)他多数。

ISBN:9784044007522
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:320ページ
定価:1160円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDTK
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QDX