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角川ソフィア文庫

道元と生きる 正法眼蔵随聞記

著:角田 泰隆

紙版

内容紹介

曹洞宗を開いた道元の言行を弟子の懐奘が記録し、修行の心得とした『正法眼蔵随聞記』。一途に坐禅に向き合い、悟りを追求した道元は、修行の果てに何を見たのか。見返りを求めず縁に身を任せること、善行を続け今ある幸せに気づくこと。世のため他のために生きること、不安や執着にとらわれずに生きる道とは――。残された言葉に虚心に耳を傾け、道標として半生を歩んだ仏教学者が、道元の教えとその核心をやさしく解説する。

目次

第一章「仏道の手引き」/第二章「出世間の道」/第三章「我執を離れる」/第四章「貧に道あり」/第五章「報いを求めず」/第六章「坐禅これ第一なり」/第七章「霧の中を行けば衣湿る」/第八章「光陰を惜しむ」/第九章「玉、磨かざれば光らず」/第十章「学道の心構え」

著者略歴

著:角田 泰隆
1957年、長野県伊那市生まれ。大本山永平寺にて修行。駒澤大学大学院博士課程満期退学。曹洞宗宗学研究所主任、駒澤短期大学教授を経て、駒澤大学教授。博士(文学)。伊那市常圓寺住職。著書に『道元入門』『坐禅ひとすじ』『禅のすすめ 道元のことば』(すべて角川ソフィア文庫)などがある。

ISBN:9784044007478
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:368ページ
定価:1280円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB