出版社を探す

俳句の海に潜る

著:中沢 新一
著:小澤 實

紙版

内容紹介

俳句は自然認識の最前線であり、古代と前衛のふたつの回路から世界の本質に迫ろうとしている――。深川・甲州・諏訪を漂い、縄文の古層へ。詩とアニミズムの新たな地平が浮かび上がる、人類学者と俳人の異色対談!

目次

はじめに (中沢新一)

第一章 自然認識としての俳句

第二章 陸から海へ ── 深川にて

 俳句と仏教 (中沢新一)

第三章 定住と漂泊 ―― 甲州にて

 俳句のアニミズム (中沢新一)

第四章 アヴァンギャルドと神話 ―― 諏訪にて

 中沢さんと話しながら、俳句について考えたこと (小澤實)

著者略歴

著:中沢 新一
1950年生まれ。思想家、人類学者。明治大学野生の科学研究所所長。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。『アースダイバー』(講談社)、『日本の大転換』(集英社新書)、『チベットのモーツァルト』『森のバロック』(講談社学術文庫)、『日本文学の大地』(KADOKAWA)、『熊楠の星の時間』(講談社選書メチエ)など著作多数。
著:小澤 實
1956年生まれ。俳人。俳句雑誌「澤」主宰。成城大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。句集に『砧』(牧羊社)、『立像』(角川書店、俳人協会新人賞)があるほか、2006年に第三句集の『瞬間』(角川書店)で読売文学賞を受賞。讀賣新聞・東京新聞の俳壇の選者をつとめる。著書に『俳句のはじまる場所』(角川選書)がある。

ISBN:9784044001551
出版社:KADOKAWA
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2016年12月
発売日:2016年12月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ