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角川文庫

米原万里ベストエッセイI 1

著:米原 万里

紙版

内容紹介

「つくづくこの人にはかなわない」――池澤夏樹(本書解説より)

「モノ心ついてからというもの、まずなりたくなったのは紙芝居屋さん、そのあとバスの車掌さん、童話の本を読めばお姫さまになりたくなったし……」
ロシア語通訳として活躍したのち作家に転身、抜群のユーモアと毒舌で愛された米原万里。
通訳時代の悲喜こもごもで笑わせつつ、政治の堕落ぶりを一刀両断。惜しもげなく披露する下ネタには誰もが脱帽!
56歳で早逝するまでに残した珠玉のエッセイから選りすぐる、初のベスト集。

目次

目次

トルコ蜜飴の版図
方言まで訳すか、訛りまで訳すか
ムスチスラフ・レオポルドビッチ・ロストロポービッチ
食べずにはいられない
遠いほど近くなる
自由という名の不自由
フンドシチラリ
多数派シンドローム
「甘い言葉には裏がある」
卵が先か、鶏が先か
美女の基準
手は口ほどにモノをいい……
通訳=売春婦論、もう一つの根拠
何でもプール
北風と太陽
打ちのめされるようなすごい小説
ガセネッタ・ダジャーレとシモネッタ・ドッジ
美しさに惑わされるな
アルバイトがアルバイトを紹介する法則
壺 算
反日感情解消法
台風一過
四〇年来の謎
望郷指数
バグダッドの靴磨き
解説 池澤夏樹

著者略歴

著:米原 万里
1950年東京生まれ。作家。在プラハ・ソビエト学校で学ぶ。東京外国語大学卒、東京大学大学院露語露文学専攻修士課程修了。ロシア語会議通訳、ロシア語通訳協会会長として活躍。『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川文庫)ほか著書多数。2006年5月、逝去。

ISBN:9784044000752
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:224ページ
定価:640円(本体)
発行年月日:2016年04月
発売日:2016年04月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ