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角川文庫

光源氏ものがたり 下

著:田辺 聖子

紙版

内容紹介

「梅枝」から「夢浮橋」まで。明石から戻った光源氏は、太上大臣に昇進し栄華を極める。しかし、最愛の紫の上が死を迎えたことにより、この世はまぼろし――とたちつくす。そして、源氏亡き後、二人の貴公子薫と匂宮に物語は引き継がれ――。田辺聖子が綴る、華麗な王朝絵巻。

目次

栄える一族 「梅枝」「藤裏葉」
女三の宮 「若菜」一
恋の唐猫 「若菜」二
女楽の夕 「若菜」三
柏木の恋 「若菜」四
美しい尼宮 「柏木」「横笛」「鈴虫」
すべてまぼろし 「夕霧」「御法」「幻」
匂宮と薫の君 「匂兵部卿」「紅梅」「竹河」「橋姫」
美しい姉妹 「橋姫」「椎本」
恋のたくらみ 「総角」
雪降りしきる宇治 「総角」「早蕨」
匂宮のご婚儀「宿木」
忘れられぬ面影 「宿木」「東屋」
いなか乙女・浮舟 「東屋」
たちばなの小島 「浮舟」
浮舟よ、いずこ 「浮舟」「蜻蛉」
かげろうよりはかなく……「蜻蛉」
救われた浮舟 「手習」
この世は夢の浮橋か「手習い」「夢の浮橋」

 あとがき
 てのひらの中の『源氏物語』

著者略歴

著:田辺 聖子
1928年、大阪市生まれ。樟蔭女子専門学校卒業。64年『感傷旅行』で芥川賞、87年『花衣ぬぐやまつわる……』で女流文学賞、93年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞を受賞。『むかし・あけぼの』『ジョゼと虎と魚たち』『田辺聖子の小倉百人一首』など著作多数。

ISBN:9784041146255
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:464ページ
定価:920円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ