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角川文庫

銀閣の人

著:門井 慶喜

紙版

内容紹介

応仁の乱は、京の街を焼け跡にしようとしていた。
室町幕府八代将軍・足利義政は、京の秩序を守る責務から目をそらし、自らの美意識の顕現に挑んだ。
孤独な将軍は、何に苦悩し、何を実現しようとしたのか。
日本建築の源流となった“銀閣寺”建立の秘密に迫った歴史巨編。

目次

第一章 文化で勝つ
第二章 金 閣
第三章 着 工
第四章 住み慣らし
第五章 雁のうらみ
第六章 血の海
第七章 東求堂
第八章 同仁斎
第九章 銀閣の人

解説 本郷和人

著者略歴

著:門井 慶喜
1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。16年『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、同年、咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。18年『銀河鉄道の父』で直木賞受賞。他の作品に『東京帝大叡古教授』『家康、江戸を建てる』『屋根をかける人』『自由は死せず』『東京、はじまる』などがある。

ISBN:9784041138755
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:480ページ
定価:940円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年09月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ