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角川文庫

自滅

著:柴田 よしき

紙版

内容紹介

「この作品を読んでいる最中、何度も何度も泣いてしまった」(解説より) 作家 田辺青蛙

生まれた時から自己主張が苦手で、不満を口にすることができない由佳里。狭苦しく選択肢のない実家を出て、東京で大学を卒業し会社員となった由佳里は、そりの合わない上司の鈴本から理不尽なことで文句を言われ、罵倒される毎日を送っていた。「死ねばいいのに」現実逃避するのに昇ったビルの屋上で呪詛を吐いた翌日、由佳里は会社で鈴本が失踪したと聞く……(「自滅」より)。
女性たちの心の闇に迫る戦慄のホラー短編集。

著者略歴

著:柴田 よしき
1995年、『RIKO‐女神の永遠‐』で横溝正史賞を受賞。受賞作の主人公である村上緑子は、従来の女性刑事のイメージを一新したキャラクターとして人気を獲得した。以後、村上緑子シリーズ、そこから派生した麻生龍太郎シリーズ、京都を舞台に壮大なスケールで展開する伝奇小説「炎都」シリーズ、猫を主人公にした猫好き必読の本格推理小説 「猫探偵正太郎」シリーズ、そして近年は時代小説「お勝手のあん」シリーズなど、ジャンルを超えて、幅広く意欲作を発表し続けている。

ISBN:9784041125311
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:272ページ
定価:720円(本体)
発行年月日:2022年10月
発売日:2022年10月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ