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角川新書

サイレント国土買収 再エネ礼賛の罠

著:平野 秀樹

紙版

内容紹介

(本書で紹介する主な地域)

■メガソーラー
福島県西郷村(上海電力のメガソーラー)、茨城県つくば市(日本最大の営農型ソーラー)、大阪湾咲洲、山口県柳井市・岩国市(岩国基地周辺メガソーラー)、熊本市、長崎県佐世保市

■陸上風力
北海道稚内市、北海道当別町

■洋上風力
富山県入善町(日本初、洋上風力にも中国企業)、長崎県西海市

■港湾
北海道釧路市、北海道石狩市、北海道小樽市・余市町、北海道苫小牧市、大阪市、福岡市・福津市、長崎県佐世保市(ハウステンボスを買収した香港資本)

■リゾート地
北海道千歳市、北海道夕張市、北海道倶知安町・ニセコ町、北海道占冠村・新得町・赤井川村(外資が占有する国有地)、北海道富良野市・上富良野町、新潟県糸魚川市・妙高市・阿賀町(原生自然と鄙びた宿を買う)、神奈川県箱根町・静岡県熱海市(高級旅館と町屋を買う)、歴史ある通りが企業の名を冠した名称に(京都市)、大阪市・泉南市

■農林地
北海道平取町(ドローンの墓場)、茨城県阿見町・土浦市、宮崎県都城市(700ヘクタールの巨大開発)

■離島
山口県周防大島町、長崎県対馬市、鹿児島県奄美市(琉球弧の要衝をあの手この手で)、沖縄県宮古島市、沖縄県北大東村ラサ島(垂涎の孤島)

■産業インフラ(物流団地や工業団地など)
北海道石狩市、埼玉県幸手市、北海道白糠町、熊本市・菊陽町

■学校や文化施設
北海道稚内市・北海道苫小牧市(キャンパスを買う)、岩手県安比町(外資による教育ビジネス)、新潟市・佐渡市(総領事館問題)

目次

第一部 再エネの罠

第一章 グリーン化で加速する国土買収
1 上海電力のメガソーラーは合法である
2 陸上風力――買収の主戦場
3 洋上風力――バブルの時代へ

第二章 グリーン化礼賛のツケ

第三章 なぜ外資の国土買収はダメなのか

第四章 ついに新法は成立したけれど

第五章 世界標準からほど遠い日本の外資規制

第二部 報道されない国土買収

第一章 港湾

第二章 リゾート地

第三章 農林地

第四章 離島

第五章 産業インフラ

第六章 教育・文化

終章 日本が終わっていくのを黙って見るしかないのか

著者略歴

著:平野 秀樹
1954年、兵庫県生まれ。姫路大学特任教授、国土資源総研所長。九州大学卒業後、農水省入省。農水省中部森林管理局長、東京財団上席研究員、青森大学教授を経て現職。博士(農学)。専門は辺境社会学。著書に『領土消失』(角川新書、共著)、『日本はすでに侵略されている』(新潮新書)、『日本、買います』(新潮社)ほか。

ISBN:9784040824352
出版社:KADOKAWA
判型:新書
ページ数:296ページ
定価:960円(本体)
発行年月日:2023年06月
発売日:2023年06月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KC