角川新書
本当に悲惨な朝鮮史
「高麗史節要」を読み解く
著:麻生川 静男
紙版
内容紹介
人気本『本当に残酷な中国史』に続く著者第2弾新書!
日本人、それと同時に韓国、北朝鮮の人たちに、韓国、北朝鮮の直系の先祖である高麗の本当の姿を知ってもらいたい――これが本書の出発点だ。
現在の日韓、日朝関係をこじらせている原因は何も韓国と北朝鮮だけにあるのではなく、朝鮮の人々の価値観や倫理観を正しく理解していない日本にもある。ここで書くのは単なる高麗の歴史でもないし、高麗史や高麗史節要の解説書でもない。ましてや嫌韓本や侮韓本などではさらさらない。高麗の人々の生き様、人間模様を描くことである。我々日本人に必要なのは、高麗の人々の言動を通して、その行動の裏にある価値観や倫理観をしっかりつかむことだ。そうすることによって初めて現代の韓国・北朝鮮の状況を正しく解釈することが可能になるのだ。
目次
第1章 高麗を知ることが現代の朝鮮を理解すること
第2章 高麗・ダメ王列伝
第3章 異民族の侵入
第4章 大国に仕える苦労 ~惨めな二股外交~
第5章 あくどき官僚と密告社会
第6章 武人のジャイアン伝
第7章 想像を絶する惨めな民衆
第8章 科挙、儒者、ソンビ、立派な武人