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あしの多い虫図鑑

著:小野展嗣
著:鈴木知之

紙版

内容紹介

昆虫は、あしが6本。このことは学校などでしっかり教わったはずです。
その一方、昆虫ではない虫は、あしがたくさんある、ということもなんとなく知っているでしょう?
クモは、あしが8本。ではムカデは、あしが何本? ヤスデは? サソリは? ダンゴムシは? ところでそれぞれ、いったい何のなかま? クモ以外になると、とたんにわからなくなるのは、昆虫ではない「あしの多い虫」は、いつも昆虫図鑑の最後にちょこっと紹介されるだけだからかもしれません……。



この本は世界初、昆虫ではない「あしの多い虫」が主役の図鑑。この図鑑では、4つのグループの中のさらに細かい分類にそって、日本の代表種を最低1種、計約90種を中心に、コラムでは海外にすむものも紹介し、総数として計約100種を掲載しています。写真は、生態写真を基本に、体のつくりがよくわかる白バック写真も加え、生息環境や探す手がかり、育ち方の写真なども掲載します。また、昆虫と昆虫ではない虫をさらに包括する「節足動物」の説明や、古代にいた巨大ヤスデの話題、クマムシやカギムシなどの節足動物に近い動物、古代の三葉虫やアノマノカリスなどについても、コラムで楽しく取りあげます。

著者略歴

著:小野展嗣
小野展嗣
1954年、神奈川県川崎市生まれ。
小学生のころからカエルやいろいろな虫に親しむ。学習院大学法学部卒業後、ドイツのマインツにあるヨハネス・グーテンベルク大学生物学部に留学(中退)。理学博士(京都大学)。国立科学博物館(研究主幹・九州大学大学院客員教授兼任)を定年退職、現在は名誉研究員。神奈川大学・帝京科学大学非常勤講師。日本動物学会会員。専門分野は動物系統分類学、昆虫学、特にクモ類。国際クモ学会賞受賞。ベトナム、タイ、ミャンマーなどを踏査。国際クモ学会賞受賞(2010年)。小学館の図鑑NEO『昆虫』『危険生物』(共著)、『1001ぴきの虫をさがせ!』『昆虫の迷路』『危ない生き物図鑑』(監修)、『くらしの昆虫記』、『クモ学』『日本産クモ類』、『節足動物の多様性と系統』(共著)、『動物学ラテン語辞典』(編著)など著書多数。
著:鈴木知之
鈴木知之
1963年、埼玉県越谷市生まれ。昆虫写真家。國學院大學卒業。
青年海外協力隊としてパプア・ニューギニアに赴任し、アレクサンドラトリバネアゲハの保護活動をおこなう。帰国後、昆虫写真家として、日本だけでなく、東南アジアやオーストラリアの熱帯雨林でも撮影。著書に『小さな小さな虫図鑑』、『朽ち木にあつまる虫ハンドブック』『新カミキリムシハンドブック』『虫の卵ハンドブック』、『熱帯雨林のクワガタムシ』、『外国産クワガタ・カブトムシ飼育大図鑑』、『世界のクワガタムシ生態と飼育』(共著)、『ゴキブリだもん』、『ずかん さなぎ』、小学館の図鑑NEO『カブトムシ・クワガタムシ』(特別協力)、『カラー版徹底図解 昆虫の世界』(共著)、『日本産幼虫図鑑』『コガネムシ上科標準図鑑』(共著)などがある。

ISBN:9784035286103
出版社:偕成社
判型:A5
ページ数:139ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YNN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSVA4