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リスのたんじょうび

著:トーン・テレヘン
訳:野坂 悦子
絵:植田 真

紙版

内容紹介

なにもわすれることがないように、リスは家じゅうのかべに、小さな紙きれをはっておきました。そのうちのひとつ、すみっこのほうの紙きれには「ぼくのたんじょうび」と書いてあります。
「ほんとうだ! もうすこしで、わすれるところだったよ! ぼくのたんじょうびを……」
待ちにまった当日、リスは招待した動物たちにたくさんのケーキをふるまい、いっしょにダンスをおどり、とびきりすてきな1日をすごすのですが……。

わすれっぽいリスの、わすれられない夜を描いた表題作「リスのたんじょうび」と、8つの小さな物語。オランダの国民的作家がおくる、宝物のような短編集です。

目次

リスのたんじょうび
カタツムリのたてまし
ほこりがひとつ
サイのほしいものリスト
ケーキぎらいのためのケーキ
マッコウクジラとカモメ
ごちそうのならんだテーブル
仮装パーティー
小さな黒い箱

著者略歴

著:トーン・テレヘン
1941年生まれ。作家、詩人、医師。1984年に幼い娘のために書いた動物たちの物語『一日もかかさずに』を刊行後、動物を主人公とした物語を50作以上発表し、文学賞を多数受賞。2016年に邦訳刊行された『ハリネズミの願い』で本屋大賞翻訳小説部門を受賞した。その他の邦訳作品に『きげんのいいリス』『おじいさんに聞いた話』や、絵本『小さな小さな魔女ピッキ』などがある。
訳:野坂 悦子
1959年生まれ。翻訳家、作家。『おじいちゃん わすれないよ』で産経児童出版文化賞大賞を受賞。『第八森の子どもたち』、『きつねのフォスとうさぎのハース』、『100時間の夜』、『とんがりぼうしのオシップ』など、訳書は100を超える。創作作品に『ようこそロイドホテルへ』など。紙芝居文化の会で海外統括委員もつとめる。
絵:植田 真
1973年生まれ。画家。『マーガレットとクリスマスのおくりもの』で日本絵本賞を受賞。おもな作品に、『スケッチブック』、『まじょのデイジー』、『おやすみのあお』、『ぼくはかわです』、『えのないえほん』(作・斉藤倫)など。さし絵・装画も多く手がける。

ISBN:9784035213604
出版社:偕成社
判型:A5変
ページ数:130ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2018年09月
発売日:2018年09月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB