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岩波現代文庫 学術283

『コーラン』を読む

著:井筒 俊彦

紙版

目次

第一講 『コーラン』を「読む」方法
 1 『コーラン』の形成
 2 「読む」こと

第二講 神の顕現
 3 『コーラン』の解釈学
 4 「開扉」の章
 5 神の顔

第三講 神の讃美
 6 存在、すなわち讃美
 7 神の生ける徴 

第四講 神の創造と審き
 8 イスラームの人間観
 9 『コーラン』の存在感覚
 10 信仰の概念
 11 イスラームの終末観

第五講 『コーラン』のレトリック的構成
 12 レアリスティックな表現レベル
 13 イマジナルな表現レベル
 14 ナラティヴな表現レベル

第六講 終末の形象と表現(その一)
 15 レトリックの言語学
 16 『コーラン』の発展と表現意識
 17 終末の描写

第七講 終末の形象と表現(その二)
 18 レトリックの重層性
 19 終末の概念とイマージュ

第八講 実存的宗教から歴史的宗教へ
 20 神の奴隷
 21 アブラハムの宗教

第九講 「存在の夜」の感触
 22 存在の夜
 23 預言者と預言現象

第十講 啓示と預言
 24 啓示の構造
 25 神の導きの二面性
 26 質問にこたえて

後  記
解説 「読む」という秘儀──内的テクストの顕現……若松英輔

ISBN:9784006002831
出版社:岩波書店
判型:文庫
ページ数:450ページ
定価:1580円(本体)
発行年月日:2013年02月
発売日:2013年02月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRP