岩波新書 新赤版 1910
民俗学入門
著:菊地 暁
紙版
内容紹介
普通の人々が営む日々の暮らしを深く知り、驚く。人生と生活の細部に直に触れ、世界の奥行きに畏怖しながら、複数の歴史を「私(たち)」からつかみ出す。繰り返される過ちから目をそらさず、よりよい未来を考えたい。これが民俗学のエッセンスである。「人間にかかわることすべて」に開かれた、野心的な「共同研究」への誘い。
目次
はじめに――「せつなさ」と「しょうもなさ」を解きほぐす
序 章 民俗学というガクモンが伝えたいこと
コラム① 「日本的」と「伝統的」
第一章 暮らしのアナトミー
きる 【衣】
たべる 【食】
すむ 【住】
コラム② 「いま・ここ・わたし」から「あるく・みる・きく」へ
第二章 なりわいのストラテジー
はたらく 【生産・生業】
はこぶ 【交通・運輸】
とりかえる 【交換・交易】
コラム③ 目玉をみがく
第三章 つながりのデザイン
つどう1 血縁
つどう2 地縁
つどう3 社縁
コラム④ 聞くことの絶望と愉悦
終 章 私(たち)が資料である――民俗学の目的と方法
コラム⑤ リミナル・エスノグラファーズ
あとがき――「墓穴」としての入門書、あるいは、本書を書いてしまった理由
図版出典一覧
ISBN:9784004319108
。出版社:岩波書店
。判型:新書
。ページ数:252ページ
。定価:960円(本体)
。発行年月日:2022年01月
。発売日:2022年01月24日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC。