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岩波新書 新赤版1476

女のからだ

フェミニズム以後

著:荻野 美穂

紙版

目次

 はじめに──フェミニズムと女のからだ

第1章 女の健康運動──一九七〇年代のアメリカ
 1 女と医療をめぐる状況
 2 何よりも中絶の自由を──レッドストッキングス
 3 女をモルモットにするな──ピル、DES、ダルコン・シールド
 4 自分の子宮口を見てみよう──スペキュラムとデル・エム
 5 「こちらはジェーンです」──伝説の中絶地下組織

第2章 地球を旅する本──『私たちのからだ・私たち自身』の軌跡
 1 「それはこんなふうに始まった」──起源の物語
 2 OBOSの魅力とは何か
 3 国境を越えて
 4 二つの日本版OBOS

第3章 日本のウーマン・リブと女のからだ
 1 リブの誕生
 2 優生保護法をめぐる対立
 3 ピルへの複雑な思い
 4 女のからだの日常から

第4章 一九八〇年代の攻防と、その後
 1 優生保護法改定運動の再浮上
 2 改悪反対運動の広がり
 3 富士見産婦人科病院事件
 4 富士見病院事件と女のからだ
 5 阻止連と障害者運動
 6 女のためのクリニック活動

第5章 生殖技術という難問
 1 産むための技術の焦点化
 2 不妊とフェミニズムの関係
 3 生殖技術と日本の現状
 4 アメリカの生殖資本主義

 おわりに──女のからだは誰のもの
 主要参考文献
 図版出典一覧

ISBN:9784004314769
出版社:岩波書店
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:840円(本体)
発行年月日:2014年03月
発売日:2014年03月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS