岩波新書 新赤版1405
出雲と大和
古代国家の原像をたずねて
著:村井 康彦
紙版
目次
はじめに──備中国の惣社にて
序 章 三輪山幻想
第一章 出雲王国論
1 大国主神の分身たち
2 磐座祭祀をたどる
3 『出雲国風土記』の地政学
4 四隅突出墓をたずねて
第二章 邪馬台国の終焉
1 北九州の古代遺跡を歩く
2 邪馬台国はどこにあったのか
3 邪馬台国と大和朝廷
4 邪馬台国の終焉
5 「神武東征」説話
第三章 大和王権の確立
1 「国譲り」とは何だったのか
2 伊勢神宮の成立
3 出雲系諸氏族の動向
4 出雲系葛城氏の動向
5 大和王権と吉備
第四章 出雲国造──その栄光と挫折
1 国造の世界
2 「神賀詞」奏上
3 熊野大社
4 出雲国造の本拠
5 出雲大社はいつ創建されたか
6 国造家の歴史に翳り
終 章 再び惣社へ
あとがき
年 表
索引語