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岩波新書 新赤版1372

マルティン・ルター

ことばに生きた改革者

著:徳善 義和

紙版

目次

序章 ことばに生きる
 ことばに生きる/キリスト教はことばの宗教/不安な民衆たち/使命への目覚め

第1章 ことばとの出会い
 1 父と子
 上昇志向/父の期待/突然の修道院入り
 2 修道士として
 修道院の生活/修行の日々/葛藤
 3 一点突破
 神学研究の道へ/聖書への集中/新設の田舎大学/詩篇講義/神の義とは何か/一点突破へ

第2章 ことばが動き始める
 1 町と人びと
 ヴィッテンベルク/町の人びと
 2 全面展開
 ローマ書講義/十字架の神学/分かち合いから問いかけへ
 3 九五箇条の提題
 神学討論/ローマ教会への問い/魂の救いのために

第3章 ことばが前進する
 1 嵐の中で
 アウグスブルク審問/ライプツィヒ討論/破門の大教勅/ウォルムス喚問/ルター、ルターになる
 2 聖書を民衆の言葉に
 騎士ヨルク/パトモスの小島より/エラスムスの『新約聖書』/新約聖書を翻訳する/民衆の口の中をのぞいて
 3 宗教改革とは何か
 力によらず、ことばによって/改革の伝統/宗教改革分布図/再形成化としての宗教改革/さまざまな変革の波/信仰の再形成

第4章 ことばが広がる
 1 語るルター
 説教運動と文書運動/最初のマスメディア/キリスト者の自由について
 2 歌うルター
 ゆっくりとした改革/賛美歌の始まり/コラールの歌ごえ運動
 3 生活の新しい姿
 変わる学校教育/ルターの結婚/子育てからの気づき

第5章 ことばを受けとめる
 1 危機と限界
 重なりあう危機/エラスムスとの論争/ドイツ農民戦争/ユダヤ人とルター
 2 聖書を読みつづける
 ライフワークとしての聖書翻訳/聖書の読み方を変える/最後の聖書講義

終章 ことばに生きた改革者
 キリスト教的一体世界の終焉/祈り、黙想、試練/死の床のかたわらに

引用・参考文献
ルター略年譜
あとがき

ISBN:9784004313724
出版社:岩波書店
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2012年06月
発売日:2012年06月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRMB