岩波文庫 緑88-2
小林多喜二の手紙
著:小林 多喜二
編:荻野 富士夫
紙版
内容紹介
注目の人・小林多喜二(1903-1933)。半途で断たれたその生涯は、暗黒の30年代にひときわ異彩を放つ。「闇があるから光がある」―恋人タキへの言葉、獄中から熱く語る作家たちや同志への言葉。人懐こく陽気な負けじ魂で書かれた獄中書簡ほか充実の159通。『蟹工船』のもっと奥へ!【解説=荻野富士夫&ノーマ・フィールド】