岩波文庫 黄28-1
拾遺和歌集
著:小町谷 照彦
著:倉田 実
紙版
内容紹介
恋すてふ我が名はまだき立(たち)にけり人知れずこそ思(おもひ)そめしか——藤原道長による摂関体制最盛期を目前とした寛弘2,3年(1005,06)頃の成立。花山院の自撰とされ、『古今集』『後撰集』に次ぐ三番目の勅撰集で、「三代集」の達成を示す。歌合歌や屏風歌など、晴の歌が多く、歌語の拡充・洗練が進み、優美平淡な詠風が定着している。
目次
凡 例
巻第一 春
巻第二 夏
巻第三 秋
巻第四 冬
巻第五 賀
巻第六 別
巻第七 物名
巻第八 雑上
巻第九 雑下
巻第十 神楽歌
巻第十一 恋一
巻第十二 恋二
巻第十三 恋三
巻第十四 恋四
巻第十五 恋五
巻第十六 雑春
巻第十七 雑秋
巻第十八 雑賀
巻第十九 雑恋
巻第二十 哀傷
解 説……………倉田 実
初句索引
人名索引